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2005/12/21

邪心を持つ人々

例のみずほ証券のジェイコム株誤発注事件は、損失処理をめぐり、みずほ証券、東証、そしてシステム開発の富士通の3者で、損失負担の話し合いがもたれていると聞きます。

人づてに聞いた話では、1円で61万株の誤発注を行ったみずほ証券の社員は、今も社員として勤務しているとか。その人の話では、その社員をクビにしてしまうと、みずほ証券側が誤発注に対し、非を認めることになるため処分保留で、むしろ辞めさせない状況なのではないかといいます。

僕が聞いた話では、その誤発注を行ったのは入社して数年の若い社員であり、どう見ても一生働いても取り戻せない損失金を出した以上、退社して新しく人生やり直したいと思う訳ですが、そう簡単に辞めさせないところが現実は厳しいんだなと思います。

フィギュアスケートでは、グランプリファイナルでの浅田真央選手の優勝を受けて、「トリノで見たい」の大合唱。一般のファンのみならず首相とか官邸、朝日新聞の社説までこんな論調が掲載されているのだから参ります。オリンピックはお祭りだからより盛り上がる方向を期待するのはわかるけれど、ルールを守る見地だとか、スター選手を育てるとか言う視点が足りないんじゃないの?と思います。

フィギュアスケートって、心技体をともなうスポーツで、グランプリファイナルで優勝した浅田選手でも、トリノで勝てるというかメダルを取れる保証はどこにもありません。それより、今週末に開催される全日本選手権だって、浅田選手が優勝するかどうかは未知数だと思っています。逆に、トリノ出場の機会のない今の浅田選手は、失敗してもかまわないという気楽な演技ができて有利かもしれません。

一番言いたいのは、天真爛漫な演技をする浅田選手とは一切関係ない政治家なりマスコミなりが、トリノへの道すじをつけることで何らかの功なりニュース価値のアップとかの利益を得ようとする著しい邪心が働いているのではないかという点です。これは、みずほ証券の誤発注問題の社員の進退に関する自由を奪っている状況も、当事者の社員のことなどまるで考えず、錯綜する邪心の中で今の状況が置かれているんだなと思います。

全日本選手権では、こんな邪心を持った世の動きとは別に、それぞれのベストを尽くして欲しいし、みずほ証券の例の社員も憲法に保証された自由で、今後の人生選択してほしいです。

12月 21, 2005 ニュース, 日記・コラム・つぶやき |

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