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2006/12/10

映画「手紙」観ました。

Tegami

12月ももうだいぶ過ぎましたね。
12月といえばクリスマスで、こんなど田舎でも、クリスマスイルミネーションの飾り付けをした家や庭木に飾り付けをした家などを見ると、なんとなく微笑ましくなります。
わが家では、小2の息子が、「ねえ、ママ、クリスマスケーキ注文した?」と何度も訊きます。
「そんなに訊かれるなら、適当に注文したと答えればいいんじゃないの?」とカミサンに言うと、「ダメなのよ。その後、どこのお店で注文したとか、どんなの注文したとか追求が始まってうるさいったらないのよ。」と言います。

まだ、注文していないことを知ると、息子は「チョコレートケーキの螺旋階段のついたやつが言い。」などと注文を付けます。螺旋階段にはビックリしますが、クリスマスイヴが誕生日の息子にとって、年に一回の超お楽しみな日なのです。そんなことを考えながらも、まだ独身だった1×年前までは、クリスマスをどんな風に過ごすか楽しみだった記憶があります。今は、クリスマスを楽しみにしている息子や娘を見ているのが楽しいお馬鹿な父親です。

12月いっぱいまでの映画鑑賞券が1枚残っていたので、山田孝之君主演の「手紙」を観に行きました。小2の息子といっしょにです。原作を読んで、これは映画でもかなり面白い作品になるのじゃないかと思った反面、原作を読んでから観た映画に合格点を付けられるものがないという過去の経験で躊躇しました。

原作の方は、前回も書いたようにドストエフスキーの「罪と罰」のように、兄が犯した罪にいつも弟が苦しめられ、掴みかけた幸せがいつも逃げていくという不条理なストーリーです。映画館に着いたら、少し入館が遅れたので、映像が始まっていました。最初、過去を振り返るシーンがあったのですが、拘置所で兄と再会し、「甘栗が好きだったのはお母さんじゃないか?」と兄、剛志に直貴が言うシーンが妙に切なくて、ホロリとします。(以下にはネタバレも含みます。)

映画を見ていて、初めにハテナと思ったのは、山田孝之君扮する主人公が、お笑い芸人を目指しているという設定です。正直、軽すぎないかと思いました。原作では、廃品回収業の末に、通信教育の大学生となり、一時ロック歌手を志望するというストーリーです。ロック歌手を志望する辺りが映像化した場合の最大の見せ場だと思っていたので、なんだか大丈夫なのかしら?と思えたのです。

お笑い芸人になる夢は、テレビスターにもなったあげくに、挫折します。原作で、ロック歌手をあきらめたのと同じ理由です。小2の息子は、特に違和感がなかったようです。途中から息子も感情移入したらしく、鼻がクシュクシュ言っています。沢尻エリカさん扮する由美子が、直貴に代わって、剛志に手紙を書いていたというシーンは、原作と同じ展開ですが、やはり泣けました。

クライマックスが、刑務所に慰問のボランティアで、かつてのコンビで、兄の前で芸を披露するシーンです。この漫才がなかなか面白いし、ネタもなかなかです。そして、兄を見つけてからの演技もとても良かったです。

見終わってから思ったのは、お笑い芸人の設定を選んだのは、ベターな選択ではなかったという点です。原作をよく知っている人なら、直貴がロック歌手を目指したなら、歌唱力というか歌声にあまりに期待してしまいます。今が旬な歌手なら、スキマスイッチの大橋卓弥君のような雰囲気のある歌声を期待してしまうし、そうすると主人公はインディーズを含めて、歌手の一人を選ばざるを得なかった気がします。それも好き嫌いがあるしね・・。

ひさびさ泣いた映画でした。「いま、会いにゆきます」以来かな・・。

12月 10, 2006 映画・テレビ |

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奥さんと『手紙』の試写会へ行ってきました。まず感想ですが、泣きました泣きました( 続きを読む

受信: 2006/12/11 13:06:53

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