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2009/07/20

夏休み

July4

「ねえ、淳平くん、この世界のあらゆるものは意思を持っているの」と彼女は小さな声でうち明けるように言った。淳平は眠りかけている。返事をすることはできない。彼女の口にする言葉は、夜の空気の中で構文としてのかたちを失い、ワインの微かなアロマに混じって、彼の意識の奥に密やかにたどり着く。「たとえば、風は意思を持っている。私たちはふだんそんなことに気がつかないで生きている。でも、あるとき、私たちはそのことに気づかされる。風はひとつのおもわくを持ってあなたを包み、あなたを揺すぶっている。風はあなたの内側にあるすべてを承知している。風だけじゃない。あらゆるもの。石もそのひとつね。彼らは私たちのことをよく知っているのよ。どこからどこまで。あるときがきて、私たちはそのことに思い当たる。私たちはそういうものとともにやっていくしかない。それらを受け入れて、私たちは生き残り、深まっていく」
            村上春樹著 東京奇讀集「日々移動する腎臓のかたちをした石」より

夏休みです。って子供たちの話ですが・・。そうは言っても小中生を持つ親は、夏休みを充実して過ごさせてやりたいと思います。と言っても、どこか遠くに行く計画はほとんどありませんが・・。

ところで、昨日、我が家のネット通信環境をADSLから光通信へ変更しました。元々ADSL無線LANを使っていたので、無線環境をそのまま使えるかなー と思ったら、ADSL無線モデムでは使えないことが判明し、電気屋さんで無線ルーター購入しました。ADSLから光って確かに通信速度は早くなったとは思 うけれど、個人的には電話回線からISDNへの切り替え時やISDNからADSLへの切り替え時に比べると、思っていたより小感動な感じです。ところで、 無線ルーターの購入で大喜びしているのが、小5の息子で昨日からDSiやWiiに夢中になっています。確かに、マリオカートで世界の人と対戦できるんだか らそれは面白いかも?いかん、いかん、しばらく冷めていたゲーム熱を覚醒させてしまったようです。

上の中3の娘は、受験を控えた正念場の時期です。そんな訳で数学担当の僕は、数学中心に特訓中なのですが、毎年、夏休み明け間際にに読書感想文地獄が待っ ているので、今年は感想文向けの本を早くから、選んでやることにしました。僕の持っている本の中から選んだのは東野圭吾著の「手紙」「時生」「魔球」、三 浦綾子著の「塩狩峠」、市川拓司著の「そのときは彼によろしく」の5冊ですが、この中から選べといったところ選んだのは「時生」でした。日頃、ケータイ小説 しか読まないわが娘ですが、これをきっかけに読書好きになってほしいという願いもあります。

やっぱり夏休みってわくわくしますね。冒頭の一説の世界のあらゆるものは意志を持っている・・まさに肝に銘じたい言葉です^^。

7月 20, 2009 書籍・雑誌 |

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